【芸トピ】より引用
長年にわたりお茶の間の人気者として活躍してきたタモリさんが、先日80歳の傘寿を迎えました。そんなタモリさんが、NHKの番組で自身の物忘れについて語り、ネット上では「認知症の兆候では?」と様々な憶測が飛び交っています。今回は、タモリさんの発言を深掘りしつつ、高齢者の物忘れと認知症の違い、そして芸能界における高齢化と認知症の問題について、詳しく解説していきます。
タモリさん、80歳で物忘れを告白!その内容は?
先月22日に80歳の誕生日を迎えたタモリさん。今月6日に放送されたNHKの番組『知的探求フロンティア タモリ・山中伸弥の!?』では、「認知症克服のカギ」をテーマに、認知症の予防法や発症リスクを減らす方法が紹介されました。
番組の冒頭で、MCの平成ノブシコブシ・吉村崇さんから認知症について問われると、タモリさんは「もう切実な問題。俺の同級生なんか、認知症になってますからね」と自身の身近な例を挙げました。さらに、自身の現状についても赤裸々に告白。
「(認知症の)兆候も全部ありますからね。人の名前は出てこない、やったことは忘れている、冷蔵庫を開けたら何しに開けたんだろう?と、ぼう然と冷やこい風を浴びながら考えています」
この発言は、多くの視聴者に衝撃を与え、瞬く間にネット上で大きな話題となりました。
物忘れは単なる老化現象?ネット上の反応
タモリさんの告白に対し、ネット上では様々な声が寄せられています。
- 「80歳で、それぐらいなら、普通だと思う」
- 「タモさん80歳かー。どうりで俺も老けた訳だ。しかし歳とっても変わらんねタモリさん。すごいと思うよ」
- 「うちのおじいちゃんは冷蔵庫開けて入ろうとしてましたよ」
- 「もの忘れと認知は少し違う。全く覚えていないのが認知」
- 「数年前のオールナイト55周年特番の時にタモリのオールナイトが復活したけど、冒頭で忘れっぽくなったって言ってたな。」
- 「タモさんはブラタモリとか、知識が必要な番組を続けられているので、認知症とは縁が無い人かと思ってた」
これらの声を見ると、タモリさんの物忘れを「高齢者によくある現象」として捉える人が多いことがわかります。特に「80歳なら普通」という意見が多数を占めており、タモリさんの告白に共感する人も少なくありません。
一方で、「もの忘れと認知は少し違う」という指摘もあり、高齢者の物忘れと認知症を区別する視点も見られます。タモリさんが『ブラタモリ』のような知的な番組を続けていることから、「認知症とは縁遠い」と感じる人もいるようです。
過去にも物忘れを自虐的に語っていたタモリさん
実はタモリさん、今回だけでなく数年前から物忘れが酷くなっていることを自虐的に語っていました。
昨年1月放送の『タモリと鶴瓶のテレビDEお正月2024』(NHK)では、体調は特に問題ないとしながらも、物忘れが酷くなったと語っています。
「60代は、『あれは2階のあの部屋にあるから取りにいこう』と思って部屋に入って、『あれ?何をしに来たんだろう?』と思う。70代は、料理をしていて『冷蔵庫のあれを取らなきゃ』と、3歩歩いて冷蔵庫を開けて呆然としている。こっち(右)向いて、こっち(左)向いたら忘れる」
これらのエピソードは、昨年7月放送のラジオ番組『ニッポン放送開局70周年特別番組「笑顔にナーレ! タモリセッション2024』でも語られており、「自分のアホさに笑うしかないというような毎日」と自虐していました。
これらの発言から、タモリさん自身も自身の物忘れを深刻に捉えつつも、ユーモアを交えながら乗り越えようとしている姿勢がうかがえます。
高齢者の物忘れと認知症の違いとは?
ここで、多くの人が気になるであろう「高齢者の物忘れ」と「認知症」の違いについて整理しておきましょう。
**高齢者の物忘れ(加齢性健忘)**は、脳の機能が加齢とともに低下することで起こる自然な現象です。具体的には、以下のような特徴があります。
- 体験の一部を忘れる(例:「昨日食べた夕食のメニューが思い出せない」)
- ヒントがあれば思い出せる
- 物忘れの自覚がある
- 日常生活に支障がない
一方、認知症は、脳の病気によって引き起こされる進行性の障害です。以下のような特徴があります。
- 体験全体を忘れる(例:「昨日夕食を食べたこと自体を覚えていない」)
- ヒントがあっても思い出せない
- 物忘れの自覚がないことが多い
- 日常生活に支障が出る(判断力の低下、道に迷うなど)
タモリさんの語ったエピソードは、「冷蔵庫を開けて何しに開けたか忘れる」「人の名前が出てこない」といったもので、これは加齢による物忘れの典型的な症状と言えます。まだ日常生活に大きな支障をきたしているようには見えません。
しかし、認知症は初期段階では物忘れと区別がつきにくいこともあり、専門医による診断が重要です。
芸能界の高齢化と認知症の問題
タモリさんと同年代の芸能人の中には、すでに認知症を患っていることを公表している方も少なくありません。
- おすぎさんとピーコさん(双子タレント)
- 橋幸夫さん(歌手)
- 中村玉緒さん(女優)
- 五月みどりさん(女優)
- 蛭子能収さん(漫画家・タレント)
これらの例を見ると、芸能界も例外なく高齢化が進み、認知症という問題に直面していることがわかります。タモリさん自身も、「認知症を公表した橋幸夫さんは82歳で亡くなった。個人差はあれど、タモリさんも他人事では無い」という声がネット上でも上がっており、今後の健康状態を心配するファンも少なくありません。
レギュラー番組の減少と引退説
タモリさんは数年前から徐々にレギュラー番組を減らしており、2023年には40年以上続いた国民的番組『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)が終了しました。現在のレギュラーは『ミュージックステーション』(同)と『ブラタモリ』(NHK)の2本のみとなり、芸能界引退も囁かれています。
これは、タモリさんの年齢や健康状態を考慮した上での判断なのか、それとも単なるライフスタイルの変化なのか、真相は定かではありません。しかし、レギュラー番組を減らしつつも、毎年複数の特番などには出演しており、今のところ見た目やトークなどに気になる異変は見られません。
今後のタモリさんに期待すること
タモリさんは、その卓越した知識とユーモア、そして常に新しいことに挑戦する姿勢で、多くの人々を魅了してきました。80歳という節目を迎え、物忘れについて公表したことは、多くの高齢者に勇気と共感を与えたことでしょう。
タモリさんの物忘れが単なる老化現象なのか、それとも認知症の初期兆候なのかは、現時点では判断できません。しかし、彼が長年にわたり築き上げてきたキャリアと、その知的な好奇心は、今後も私たちを魅了し続けるはずです。
無理はせず、ご自身のペースで活動を続けてほしいと願うばかりです。タモリさんの今後のご活躍に、引き続き注目していきましょう。
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