2025年、映画界で最も語られている若手のひとりが河合優実。
年明けから日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞を受け取り、春〜夏にかけて公開作が連続。そして秋には三宅唱監督の新作が国際映画祭の最高賞W受賞で勢いは最高潮に。単なる“話題”ではなく、作品に裏打ちされた評価で突き抜ける一年になっています。オリコンカルチュア・パブリッシャーズ|CULTURE PUBLISHERS
今年を一気に把握:2025年“公開&予定”タイムライン
- 1/17『敵』(吉田大八監督)……長塚京三×瀧内公美と競演。河合はバーで出会う大学生・菅井歩美。第37回東京国際映画祭で主要3冠の話題作が年明けに一般公開。Happinet Phantom Studios映画.com
- 3/20『悪い夏』(城定秀夫監督/PG12)……北村匠海と共演、河合は林野愛美。重いテーマを真正面から受け止める硬質なサスペンス。映画.com映画『悪い夏』オフィシャルサイト|絶賛上映中
- 4/25『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(大九明子監督)……萩原利久の相手役桜田花。恋と自己肯定をめぐる会話劇で、自然体の芝居が刺さる。映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』|絶賛上映中映画.com
- 6/20『ルノワール』(早川千絵監督)……“1987年の東京”を少女の視点で見つめるカンヌ・コンペ作品。河合は北久理子として登場、静かな余韻を残す。Festival de Cannes映画.com
- 11/7公開予定『旅と日々』(三宅唱監督)……シム・ウンギョン×堤真一×河合優実。つげ義春原作を再解釈し、ロカルノ国際映画祭で最高賞・金豹賞+ヤング審査員賞W受賞の快挙。公開へ向けて“今年の本命”に。CINRA映画.comカルチュア・パブリッシャーズ|CULTURE PUBLISHERS

作品別の“見どころ”を深掘り
『敵』(1/17公開)— 大人の矜持と若さの爆ぜ方
- ここが刺さる:抑制された会話の熱。長塚京三の静かな狂気に、河合の“観る側の想像力を掻き立てる余白”が響く。
- 制作・受賞の背景:TIFFコンペで東京グランプリ/監督賞/男優賞の3冠。公開後も「言葉の選び方が怖い」と語られる心理戦。映画.com
- 一言ナビ:人間のプライドがぶつかる密室劇。河合の“間”の使い方に注目。
『悪い夏』(3/20公開)— 罪と赦しの温度差
- ここが刺さる:涙や叫びに頼らず、視線の揺れで罪悪感を示す芝居。
- 座組の強度:北村匠海、伊藤万理華、毎熊克哉らと“体温の違う”対話が続く。
- 一言ナビ:重いテーマを生活の手触りで受け止める大人のサスペンス。映画『悪い夏』オフィシャルサイト|絶賛上映中
『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(4/25公開)— うまく言えない気持ちの言語化
- ここが刺さる:大九明子監督の間合い。ヒロイン・桜田花の“やさしい現実主義”が物語を前に進める。
- ファクト:原作は福徳秀介(ジャルジャル)の小説。公式が“会話の呼吸”を推す。映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』|絶賛上映中
- 一言ナビ:恋愛の“居心地の悪さ”を嫌味なく描いた良作。河合の微笑のニュアンスに注目。
『ルノワール』(6/20公開)— 11歳の視界と、大人の痛み
- ここが刺さる:子どもの視点で映る“大人の寂しさ”。河合は北久理子として、世界の奥行きを感じさせる通過者を演じる。
- ファクト:第78回カンヌ国際映画祭コンペ出品。日本公開は6/20、公式・データベースが明記。Festival de Cannes映画.com
- 一言ナビ:静かな場面ほど効いてくる“気配の演技”。夏に観たい一本。
『旅と日々』(11/7公開予定)— 旅先でほぐれる心、言葉になる日々
- ここが刺さる:雪と海、二つの季節に揺れる視界。三宅唱監督ならではの呼吸の長いショット。河合は“物語の体温”をじわり上げる存在に。
- ファクト:11/7公開決定。ロカルノ国際映画祭で金豹賞+ヤング審査員賞をW受賞という歴史的快挙(日本映画では18年ぶりの最高賞)。映画.comカルチュア・パブリッシャーズ|CULTURE PUBLISHERS
- 一言ナビ:年末の映画談義はこの作品を軸に回りそう。予告編・場面写真も解禁済み。CINRA

“受賞に強い”理由:静かな強度と可変する体温
河合優実の核は**「静かな強度」。
台詞を増やさず、目線・呼吸・沈黙で感情の段階を見せるから、カメラが寄るほど説得力が増す。こうした基礎体力が、ジャンル(恋愛/サスペンス/人間劇)をまたいでも存在感が薄れない理由です。
2025年3月の日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞(『あんのこと』)**は、その積み重ねが主流の評価軸でも通用することの証明になりました。オリコン
初めて観る人向け:“観る順”3ステップ
- 『ルノワール』(公開済)— 少女の視界を通した“間”の美学。河合の出番は多くないが、画面を変える出現感を体感できる。映画.com
- 『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』— 会話劇での温度コントロールを確認。映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』|絶賛上映中
- 『旅と日々』(11/7公開予定)— 年間の集大成。映画祭W受賞を経た“最新の現在地”。映画.comカルチュア・パブリッシャーズ|CULTURE PUBLISHERS
さらに語りたくなるトピック(ネタ出し用)
- 海外映画祭での受け止め:『旅と日々』のロカルノW受賞はレビューでも“静謐”や“詩情”がキーワード。年末には海外メディアの年間リスト入りも?(推測)。カルチュア・パブリッシャーズ|CULTURE PUBLISHERS
- カンヌと国内公開の距離:『ルノワール』はカンヌ・コンペ→6/20全国公開と回転が速く、口コミが熱を保ったまま日本に届いた稀有なケース。Festival de Cannes映画.com
- 実写×声の仕事の相乗:表情演技に加えて声のニュアンスが豊か。今後のアニメ・吹替でも“静かな説得力”は武器に。

速報まとめ(2025年8月18日現在)
- 受賞:日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞(3/14発表)。映画.com
- 公開済:『敵』(1/17)、『悪い夏』(3/20)、『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(4/25)、『ルノワール』(6/20)。Happinet Phantom Studios映画.com+1映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』|絶賛上映中
- これから:『旅と日々』11/7公開予定。ロカルノ金豹賞+ヤング審査員賞W受賞。映画.comカルチュア・パブリッシャーズ|CULTURE PUBLISHERS
FAQ(検索流入を取りに行く要点)
Q. 2025年の“最新映画”は?
A. 夏の話題作は『ルノワール』(6/20公開)。秋は『旅と日々』(11/7公開予定)が本命。映画.com+1
Q. 今年の受賞は?
A. 日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞(『あんのこと』)。式典は3/14開催。映画.com
Q. 国際映画祭の評価は?
A. 『旅と日々』がロカルノ国際映画祭で最高賞(金豹賞)とヤング審査員賞のW受賞。カルチュア・パブリッシャーズ|CULTURE PUBLISHERS
まとめ
2025年の河合優実は、賞レースの実績と映画祭での評価、そして多彩な出演作が噛み合った“証明の年”。
まずは公開済みの『ルノワール』で静かな強度を味わい、秋にはロカルノW受賞の『旅と日々』で今年の集大成を見届けましょう。見終わったら、どの場面で一番“空気が変わった”か—ぜひコメントで教えてください。映画.comカルチュア・パブリッシャーズ|CULTURE PUBLISHERS